SYMBOL

男のための
ダイヤモンド

ダイヤモンドの歴史を紐解くと、もともとは男性のための宝石だったことが分かります。
神聖な儀式の道具や戦士たちのお守り、権力者たちのステイタスシンボルとして。
時の実力者たちが重宝したダイヤモンドの歴史を紐解いてみましょう。

魔除やお守りとして

インドからもたらされたダイヤモンドの原石は、比類なき硬さに加え神秘的な8面体を有していました。

古代ヨーロッパの人々はダイヤモンドの強さや神秘的な力に魅せられ、戦場に出かける兵士の護符として重宝されていたのです。

時代に翻弄されるダイヤモンド

地位や権威の象徴でもあるダイヤモンドは、時の権力者たちの手を渡ってきたストーリーも興味深いもの。

1304年に発見された「コ・イ・ヌール・ダイヤモンド」は、インドのラジャ王が所有した後、ペルシア王の手に渡り、その後、英国王室へ。現在、エリザベス女王の王冠を飾っているダイヤモンドです。

婚約指輪=ダイヤモンドの歴史

人類史上初めてダイヤモンドを結婚指輪として贈ったのが、中世最後の騎士オーストリア帝国のマクシミリアン大公です。

最愛のマリーに贈ったこのダイヤモンドは、もともと自分の愛剣の柄に護符としてはめ込んでいたものでした。そのダイヤモンドをを二つに割り、片方をマリーに贈りました。

煌びやかな太陽王

ルイ14世は全身ダイヤモンドづくしの王でした。
そのエピソードは、「王が動くと、ダイヤモンドが音をたてて鳴った」と大貴族サン・シモン公爵の「回想録」に残っているほど。

ネックレスや衣装の飾りボタンなどには200粒弱を飾り、帽子には「サンシー」、ネクタイに「ホープ」と呼ばれる伝説のダイヤモンドを愛用していました。その衣装は、時価1,250万リーブル。現在の日本円に換算すると、約250億円にもなります。

恋人に贈るダイヤモンド

英雄アーサー王が開催した馬上試合では、ある殺された騎士の王冠にあった9つのダイヤモンドを、ひとつずつ、向こう9年間の賞品としました。

ちなみに、優勝者は美男で屈強な騎士ランスロット。彼は9年間連続で優勝し、9つのダイヤモンドを全て恋人に送ったとか。