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地球が生み出した奇跡「鉱物・宝石」について

地球という惑星が誕生して以来、長い時間をかけて様々な地質現象を起こしながら誕生した「鉱物」たち。また、人類を魅了して止まない「宝石」の数々。今回はそんな「鉱物・宝石」について解説したいと思います。

地球の恵み「岩石・鉱物・鉱石」とは

私たちの身のまわりにある「地球の恵み」と言うと何を頭に浮かべるでしょう。水や食物、植物や動物などを思い浮かべる方も多いはずです。ちなみに「鉱物」はどうでしょう。「地球の恵み」としては少しピンとこないかもしれませんが、「宝石」と言えばピンとくる方も多いはずです。今回は、そんな地球の恵みの最古参の一つと言って過言ではない「鉱石・宝石」について触れてみたいと思います。

およそ46億年前に地球が誕生し、その後の数十億年間の活動期には地球の内部構造にも変化が起き、中心部分に鉄やニッケルといった金属の核ができ、岩石成分が外側に移動したことで核・マントル・地殻といった地球の構造が出来上がったと言われています。

その後、地球は数十枚の固い岩板やプレートで覆われ、マントル部分のマグマとともに地質現象を起こしていきます。地震もこの地質現象の一つです。

そして、これらの地質現象が様々な自然現象を作り出し、岩石や鉱物が生まれたと言います。 例えば、マグマが冷え固まった岩石である火成岩の一つ「花崗岩(かこうがん、石材名:御影石)」や、超高温高圧のマグマの中でできた炭素の結晶である「ダイヤモンド(金剛石)」なども、その一部にすぎません。

ここで、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、そもそも「岩石」と「鉱物」と「鉱石」の違いとは何なのかご存知でしょうか。

簡単に言いますと「岩石」とは、鉱物の集まりで構成されたもので、前述の「花崗岩(かこうがん)」は、無色透明な部分は水晶として知られる「石英」、他にも「雲母(うんも)」などの鉱物が集まった岩石なのです。

次に、「鉱物」とは一部例外はありますが、それぞれの比率で元素や化合物などの化学成分を有した天然の単結晶を指し、いわゆる「宝石」も鉱物の一種です。

最後に「鉱石」とは、岩石や鉱物を「資源」として扱う場合に使われる呼び名で、みなさまもご存知の「金・銀・銅・プラチナ」などは金属鉱石として、「大理石・石膏・硫黄」などは非金属鉱石として、そのほか「石炭」などが鉱石の呼び名として有名です。

神秘の鉱物「宝石」の代表者たち

地球の成り立ちとともに多くの鉱物が誕生しましたが、その中でも「美しい外観」「希少性の高さ」「耐久性・硬度の高さ」の3つを持ち合わせた鉱物を、一般的に「宝石」と呼びます。中には例外的に 真珠・珊瑚・琥珀といった生物に由来する宝石もあり、現在、その種類は200種以上と言われています。

そして、宝石は地球の地質現象の偶然によって奇跡的に生まれることが多く、古来より神秘性を兼ね備えたモノとして珍重されてきました。 前述で触れたダイヤモンドは、150km以上の地下に存在するマントル内において超高温高圧のマグマの中で炭素が結晶化したものが、偶然に火山の噴火とともに超音速で押し出された鉱物で、一説によると地球の誕生から40数億年という間でわずか7回の噴火でできた鉱脈からしか採掘されないそうです 。

また、こういった宝石を「パワーストーン」と呼ぶこともあり、いにしえより神秘的な自然の力が宿っていると伝えられ、お守りとしてまたは、権力の象徴として身に付けることが多くなったとも言われています。現在も、石言葉や誕生石などにこういった習慣や伝承が引き継がれています。

それでは、ここからはそんな神秘の鉱物と言われる代表的な「宝石」をご紹介します。

アクアマリン(Aquamarine)

「海の水」を意味するラテン語を語源としており、透明で青い色の緑柱石(鉱物名)です。別名「天使の石」とも呼ばれ、幸せ・喜び・富を象徴する宝石です。また、3月の誕生石としても知られ、石言葉は「勇敢・沈着・聡明」などになります。

ちなみこの緑柱石は、水色ですとアクアマリン、緑色ならエメラルドと呼ばれます。

アメジスト(アメシスト Amethyst)

紫色の水晶のことで、日本名も「紫水晶」の名で知られています。名前の由来がギリシア語の「酔わせない」を意味する単語から来ているため、西洋では「酔い防止」「精神安定」のお守りとして珍重されました。また、2月の誕生石としても知られ、石言葉は「誠実・心の平和・高貴・覚醒・愛情」などになります。

エメラルド(Emerald)

世界四大宝石の一つに数えられ、アクアマリン同様に緑柱石(鉱物名)の一つです。和名は、翠玉(すいぎょく)と言います。美しい緑色が特徴で、天然のエメラルドのほとんどに気泡やヒビ(インクルージョン)などがあり、逆にこれが天然物であることの一つの証にもなっています。知性を象徴する宝石、5月の誕生石としても知られ、恋愛や結婚のお守りとしても有名です。石言葉は「幸運・幸福・希望・安定」などになります。

ガーネット(Garnet)

色や形が赤い石榴(ザクロ)の実に似ていることから、石榴を意味するラテン語を語源としており、和名も石榴石(柘榴石 ざくろいし) と言います。1月の誕生石としても知られ、石言葉は「真実・友愛・忠実・勝利」などになります。

サファイア(Sapphire)

世界四大宝石の一つであり、青色を代表する宝石です。サファイアの名は、ラテン語やギリシア語の青色を意味する単語が由来と言われています。和名も、青玉(せいぎょく)などと言います。コランダムという鉱物からできており、産地により異なる色合いを出し、濃い赤色は「ルビー」となり、それ以外の色は全てサファイアになります。また、コランダムはダイヤモンドに次ぐ硬度で知られており、無色透明なものは工業用サファイアガラスの材料として時計やスマートフォンのケース・ディスプレイなどに用いられています。 強い意志や成功を象徴する宝石、9月の誕生石としても知られています。石言葉は「慈愛・誠実・貞操・高潔」などになります。

ターコイズ(Turquoise) 

「トルコ石」の呼び名でも有名なターコイズは、フランス語の「トルコの石」という単語が由来とされていますが、トルコで産出された石というわけではなく、はるか昔にアジア・中東地域からトルコを経由してヨーロッパに広まったことが発端だそうです。 石の色や模様から「空」を象徴し、危険から身を守る旅のお守りや装飾品、12月の誕生石として知られています。石言葉は「繁栄、成功、強運、健康」などになります。

トパーズ(Topaz)

名前の由来は諸説あり、ギリシャ語で「探し求める」を意味する単語や、サンスクリット語で「火」を意味する単語が語源と言われるなど、定かではありません。和名は、黄玉(おうぎょく)と言います。オレンジ色がイメージの宝石ですが、上質な淡褐色の天然物が産出されるのは一部の国のみです。11月の誕生石として知られ、石言葉は「誠実・友情・潔白・成功・希望」などになります。

トルマリン(Tourmaline)

スリランカで話されているシンハラ語の「トラマリニ」という混合宝石を意味する言葉が名前の由来と言われており、名前通り一つの結晶からさまざまな色があらわれる宝石です。また、結晶を熱すると電気を帯びることから「電気石」とも言われています。10月の誕生石であり、石言葉は「広い心・友情・潔白・無邪気・希望」などになります。

ペリドット(Peridot)

ペリドットは宝石としての名前であり、そのオリーブ色の輝きから、鉱物名をオリビン、和名はカンラン石と言います。古代より常に光と関連づけられて珍重されることが多く、古代エジプト人には「太陽の宝石」、古代ローマ人からは「夜会のエメラルド」と呼ばれました。8月の誕生石であり、 石言葉は「夫婦の幸福・平和 ・安心  」などになります。

ルビー(Ruby)

世界四大宝石の一つであり、赤色を代表する宝石です。ルビーの名は、ラテン語の赤色を意味する単語が由来と言われています。ダイヤモンドに次ぐ硬度を持つコランダムという鉱物からできており、産地により濃い赤色は「ルビー」となり、それ以外の色は全てサファイアになります。また、美しいルビーが採れる産地は極めて限られており、かつてはダイヤモンドに次ぐ貴重な宝石として「宝石の女王」と呼ばれました。7月の誕生石であり、その色と輝きから情熱や生命力・高揚を象徴し、石言葉も「熱情・情熱・純愛・仁愛・勇気・仁徳」などになります。

そのほかにも、翡翠(翡翠、ヒスイ、ジェイド、Jade)といった、日本古来から親しまれている宝石も存在します。

奇跡のダイヤモンド原石

宝石といえば誰もが知る宝石の王様「ダイヤモンド(Diamond)」。世界四大宝石の一つであり、4月の誕生石としても有名です。和名は金剛石(こんごうせき)と言います。石言葉も様々ありますが「不屈・清浄無垢・純潔・永遠の絆」などが有名なところでしょうか。

さて、私たちが普段目にするダイヤモンドといえば、ジュエリーなどの宝飾品や工業用のダイヤモンドカッターなどを思い浮かべますが、これらに使われる「ダイヤモンドの原石」を実際にご覧になった方は、おそらく少ないのではないでしょうか。

採掘されたままで人によりカットなど加工がされる前の、自然のままのダイヤモンドの原石を「ラフダイヤモンド(Rough Diamond)」と呼んだりしますが、我々がイメージするキラキラ輝くダイヤモンドとは違い、ほとんどのダイヤモンドの原石は色や形もさまざまです。よく、ダイヤモンドなど宝石の原石と、宝飾店などで良く耳にする「ルース(裸石)」を混在してしまうことがありますが、ルースは人の手により研磨やカットなどが施され、まだ指輪などの枠や台にはまっていない状態の宝石ですので、原石とは違います。

そして、ダイヤモンドの原石は、品質により宝石用や工業用など用途が分けられ、宝石用として使われる原石にはランク付けがされ、「ソーヤブル」「メイカブル」「ニアジェム(ニアージェム)」と言った、それぞれに名称が付けられています。

「ソーヤブル」は、世界で採掘される宝石用ダイヤモンド原石の約20%しか当てはまらないと言われる最高品質の希少な原石で、加工されたルースも高額で取引されます。次に「メイカブル」は、宝石用として加工は施されますが、原石の表面が曇っていたり形がまちまちのため、一つ一つの原石に合わせた加工が必要となり、加工の結果、良質のダイヤモンドに生まれ変わるものもあれば低品質になるものもあります。最後に「ニアジェム(ニアージェム)」は、工業用に利用されることも多く、宝石用としては研磨などの加工を施しても透明度は低く、内部に黒点や亀裂があるため価格の低額になりがちで、ジュエリーとして利用するためにはこれらの処理が必要になります。

また、ダイヤモンドの原石は、カットや研磨などの加工を施していない自然のままの状態であるがゆえに、鉱物が好きな方々からは鑑賞用としての需要もあります。特に奇跡のダイヤモンド原石と呼ばれる「ソーヤブル」をルーペ越しに覗くと、「トライゴン」と呼ばれる逆三角形の模様や、宝石が結晶化する際、あるいは偶然に入り込んだ内包物(インクルージョン)を見ることができ、ブラックライトなどで紫外線を当てるとダイヤモンドによっては蛍光色が現れます。まさに、地球の神秘を愉しむと言ったところでしょうか。

地球はもともと岩石とマグマの惑星でした。何十億年もの歳月を経ていくつもの奇跡が重なり誕生した「鉱物・宝石」。この地球から受ける恩恵を、時に身につけてみたり鑑賞してみたりしながらロマンを感じてみたいものです。

地球のロマンを感じる原石を愛でる

男ダイヤモンドでは、結晶当時の形をそのまま残した奇跡の結晶「ソーヤブル原石」を実際に入手できるだけではなく、鑑定仕様のルーペやピンセットを使って鑑賞するセット(税込9,800円から)を販売しています。

ルーペを介して原石を覗いてみると、地球誕生時に生じた様々な奇跡をみつけることができます。ダイヤモンドは、数十億年の時を超えて存在する奇跡の結晶。その長い歴史に、想いを馳せてみませんか?

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