• 2021.07.31

ベリルってどんな種類の宝石がある?石言葉や意味についても!

ベリルってどんな宝石?

和名で緑柱石と呼ばれているベリルは、ベリリウムという物質を含んでいる、六角柱状結晶のケイ酸塩鉱石です。ベリルという名前の宝石があるわけではなく、ベリルという鉱石のグループがあり、どんな色なのかによって各種宝石に分類され、それぞれ名前が付いています。ちなみに、石の色を決めるのは宝石が生成される過程で、その地質にどんな物質が多く存在していたかによります。

ベリルにはどれもガラス状の光沢があり、モース硬度は7.5~8なので、比較的硬いという共通点があります。しかし、透明度やサイズなどは異なり、ベリルに属する全ての鉱石がジュエリーとして加工されるというわけではありません。石によっては不透明なものもあれば、透明度が高く、美しいためにカットされてジュエリーとして仕上げられる石もあります。

大小さまざまなサイズのベリルが採掘されています。巨大なのはアメリカのメーン州で採掘されたベリルで、1.2mx5.5mもの大きな結晶がよく知られています。ちなみに、採掘されたこれまでの中で最大のベリルは、マダガスカルで採掘された3.5mx18mのものです。

ベリルの魅力や意味について!

ベリルという名前は、青緑色の海のような石という意味を持つ、ギリシャ語のBeryllosに由来しています。その後、ラテン語のBerrylus、古フランス語のBerylとなり、中世英語のBerilを経由して、現在のBerrylとなりました。このことからも分かるように、ベリルは人類の歴史において、古くから愛されてきた宝石だったのです。

ベリルというグループが持つ石言葉などはありません。しかしベリルに属する宝石にはそれぞれ石言葉や意味があり、例えばエメラルドなら「癒し」、アクアマリンなら「若さ」などとなります。

どんな種類があるの?

ベリルはどのような色なのかによって、多種多様な宝石に分類することができます。例えば、ベリルが生成される際にバナジウムやクロムが多く含まれれば、緑色の濃淡を持つベリルが作られます。グリーンベリルと呼ばれることがあるものの、宝石としてはエメラルドの名称でよく知られています。エメラルドは世界の4大宝石の一つにもなっている希少性が高い宝石ですが、ベリルの一種でもあるのです。

ベリルが生成される際に、鉄が混じると青味を持ったブルーベリルが作られます。これはアクアマリンの名称で知られる、人気の宝石です。ブルーベリルというよりも、アクアマリンと言ったほうが多くの人が理解できるでしょう。

マンガンの影響を受けると、生成されるベリルの色はピンク色になります。これはピンクベリルと呼ばれる他、モルガナイトという別のストーンとして取り扱われることが多い石です。

また、マンガンの含有量が多いものはピンク色を通り越して赤色となりますが、赤みの強いものはレッドベリルと呼ばれます。このレッドベリルはビックスバイトと呼ばれていたのですが、それ以前にビックスバイトという名前を持つ別の鉱物が存在したため、現在ではレッドベリルという名前が定着しています。

ベリルの中には、金色をしたものもあります。ゴールデンベリルと呼ばれている他、ヘリオドールという名前でも人気のストーンです。黄色からゴールデンまで、色の濃淡は幅広いです。

色が全くついていない、無色透明のベリルもあります。ゴシェナイトと呼ばれているストーンです。

ベリルの中でもよく知られている定番カラーとしてはエメラルドの緑色が挙げられるでしょうが、その他にも赤や黄色のものは高い人気があり、ジュエリーやパワーストーンとして、多くの人が身に着けています。

価値や価格の相場が気になる!

このように、ベリルといってもたくさんの種類があり、それぞれ希少性が異なるのです。ですから、価値が高いベリルストーンもあれば、それほど高くはないストーンもあります。希少性が高いという点においては、緑色をしたエメラルドがベリルの中でも最も高価な宝石と言えます。

ベリルに属する宝石には、透明なものから半透明なものまであります。その中でも価値が高いとされているのは透明度が高いもので、鮮やかな発色でクリアなものほど品質が高く、高値で取引されます。ベリルは全般的に生成過程でインクルージョンが入りやすい傾向がありますが、インクルージョンができるだけ入っていないもののほうが、宝石としての価値は高くなります。サイズに関しても、小さなサイズよりも大きめのサイズほど価値は高くなります。

ベリルの多くは、鉱石としての特徴を生かしながら輝きを最大限にできる、ファセットカットが人気です。稀にキャッツアイ効果のある石もあり、その場合にはカボションカットで加工されることが多いです。

まとめ

ベリルには色によって、エメラルドやアクアマリンなど、さまざまな種類の宝石がありますが、どれも六角柱状結晶のケイ酸塩鉱物という共通点があります。光沢がある鉱石で、透明度が高く、インクルージョンが少ないものが高く評価されています。

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