• 2021.06.19

貴金属とはどんな金属?宝石やパラジウムは貴金属ではない?

貴金属とは?宝石との違いについて!

貴金属とは、文字通り貴重な金属のことです。金属なら何でも貴金属に分類されるわけではなく、希少性があるもののみが貴金属に該当します。希少性というのは、産出量が少ないという点、酸やアルカリ、また経年による劣化を起こしにくく高い品質を長く維持できるという点などが条件となります。

貴金属というと、ジュエリーをイメージする人は多いでしょう。確かに、ジュエリーに使われている金属は、プラチナや金などの貴金属です。しかし、ジュエリーに使われている宝石に関しては、貴金属に分類することはできません。その理由は、金属ではないからです。

貴金属の代表的な種類について!

貴金属は、全部で8種類あります。高価な価値があってジュエリーの素材としても良く使われるプラチナや金、そして銀はどれも貴金属に分類されます。

このうち金は、人類が歴史の中で初めて出会った最古の金属です。経年劣化することなく、酸素やアルカリなどの化学的腐食に対しても強く、古代から装飾品や貨幣の材料として使われてきました。現在でも、金は宝飾品として人気があります。その一方で、資産として金へ投資する人も多く、プレートやコインなどの形で取引されることもあります。プラチナや銀もまた、金と同じように自然界で産出される希少性が高い金属で、経年劣化のリスクが少ないという特徴があります。

貴金属の中には、宝飾品の素材としてはあまり耳にしないものもあります。例えば、金属のメッキコーティングに使われることが多いロジウムです。近年ではコスチュームジュエリーなどでメッキが大活躍しています。メッキはロジウムと呼ばれる金属で、空気中の酸素によって変色しやすいシルバー素材のジュエリーやアクセサリーをコーティングする際に使われることが多いです。硬度がとても高く、貴金属の中でも白く美しい光沢があり、貴金属に分類されています。

貴金属には、パラジウムもあります。ジュエリーとしてはほとんど見かけることはありませんが、ホワイトゴールドを作る際には純金にパラジウムを混ぜて作ります。混ぜるために使われる割金としての役割を持つパラジウムもまた、貴金属に分類されます。

その他にも、貴金属には黒いメッキとして活躍するルテニウムや、硬度と耐腐食性がバツグンのイリジウム、そして毒性があることからジュエリーに使われることはないオスミウムなどもあります。

価値を表す『刻印』をチェック!

貴金属は産出量が少なく希少価値があります。どんな価値があるのかについては、貴金属の刻印を確認すれば分かります。貴金属の製品に対しては、どんな種類の貴金属が使われたのかを刻印しなければいけないというルールがあります。何グラム使われているか、という細かい点までは刻印されませんが、金やプラチナ、シルバー素材の純度は刻印として明記されます。例えば純金ならK24という表記がされますし、純度の高いプラチナならPt950などの表記となります。

銀の純度表記については、金やプラチナと若干異なります。宝飾品をはじめとするシルバー製品に使われているシルバーの純度が92.5%以上の場合には、純度を刻印する必要はありません。しかし92.5%未満の場合には、どのぐらいの純度なのかを示すための刻印が必要です。

宝飾品の中には、シルバー素材の上にロジウムコーティングをしているなど、メッキ加工したものがたくさんあります。メッキ加工をした場合でも、使われている金属が貴金属の場合には刻印が必要です。刻印の方法はアルファベット表記されることが多く、例えば金メッキならGPとなりますし、ホワイトゴールド張りならWGFと表記されます。

貴金属の価格に影響を与える要因とは?

貴金属をアクセサリーとして身につけているだけなら、価値の変動にそれほど神経を使う必要はないでしょう。しかし、売却を検討している人にとっては、毎日変動する貴金属の価値について、とても敏感になることが多いものです。

貴金属の価値は、毎日変動しますし、一日の中でも時間によって変動します。これは、国際市場での国際価格を基準にしますが、為替の変動によって価値は変動しますし、業者の手数料が上乗せされることもまた、価格に影響を与える要因となります。さらに、貴金属を買い取ってもらう際には、貴金属としての価値が評価されるだけでなく、商品としての市場価値についても審査されます。そのため、商品としてのプレミアが高いものなら、貴金属としての価値よりも高い価格で買い取ってもらえることもあります。

まとめ

貴金属と定義される金属は、全部で8種類あります。全てが宝飾品として加工されるわけではありませんが、どれも産出量が少なくて希少価値があり、見た目が美しいとか硬度が高いなどのレアな性質があります。貴金属の価格は常に変動しており、国際価格を基準として、為替や手数料などによって価格は影響を受けます。

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