• 2021.06.09

ダイヤモンドの表面に傷がついた?消し方や修理方法ってある?

そもそもダイヤモンドに傷はつくの?

ダイヤモンドは、モース硬度によると他の宝石と比べて硬度が高く、表面に傷がつきにくいという性質があります。そのため、ひっかき傷のようなものは、普段使いしていてもつくことは少ないでしょう。しかし、モース硬度による硬度は、宝石同士をこすり合わせた時にどれだけ傷がつきにくいかという点を評価したものです。普段の生活においては宝石同士が擦れて傷がつくというシーンは意外と少なく、他の宝石以外のものと擦れたりぶつかったりすることの方が多いでしょう。そうした際には、ダイヤモンドの表面に傷がついてしまう可能性はあります。

要注意!一定方向からの力には弱い!

ダイヤモンドは、炭素(C)という単一の元素だけで作られている鉱石です。元素はそれぞれ大きさが異なるため、並べると間にすき間ができてしまいます。しかし、ダイヤモンドは、同じ大きさの炭素元素が隙間を作らずに規則正しく並んでいます。そして、ダイヤモンドが生成される際には、マグマによる高温と地球のプレートによる圧力によってこの炭素元素がギュッと圧縮されているため、高い硬度に繋がっています。

しかし、ダイヤモンドの元素配列は、一定方向に対して結合がそれほど強くない部分があります。これが、ダイヤモンドの硬度における弱点と言えます。この結合が緩い部分に力が加わると、割れたり欠けたりしてしまうのです。ダイヤモンドが一定方向からの力に対して意外と弱いという性質は、「へき開面」と呼ばれるダイヤモンドの特徴です。

ダイヤモンドは、傷に対してはとても強いという性質がある反面、ぶつけたり落としたりすると、ダイヤモンドの表面に傷がついたり、また割れたり欠けたりというトラブルが起こりかねません。

落とし穴!最初から傷があるケースも!

普段から身に着けているダイヤモンドに、ある日傷がついていることを発見したというケースは意外と少なくありません。硬度が高いダイヤモンドは、傷のつきにくさという点ではとても優秀です。普段の生活の中で傷がついてしまう可能性はあるものの、場合によっては購入した時から傷がついていたということもあるので注意しましょう。

ダイヤモンドを購入する際には、小粒のメレダイヤ以外なら、必ず4Cという基準による品質評価の鑑定書がついてきます。もしも石に傷がついている場合には、この鑑定書にそのように記されています。傷の有無という点は、4CのClarity(透明度)の項目で評価されています。

ダイヤモンドが新品の時には光を受けて輝きを放っているため、少しぐらいの傷がついていても目立ちませんし、気が付かないケースは多いものです。しかし、毎日の生活の中で油や汗によってダイヤモンドが汚れてくると、これまで気づかなかった小さな傷が気になるケースは少なくありません。

もしも購入する際に、他のダイヤモンドと比べてお買い得感が高い商品の場合には、小さな傷がついている可能性があります。鑑定書をチェックして、傷の有無を含めて品質の点で納得した上で購入するようにしましょう。目立たないような小さな傷でも、身に着けているうちに輝きが失われ、傷が目立つ可能性はあります。その点は、あらかじめ理解しておきたいものです。

修理の前の予防策!指輪は爪に注目!

ダイヤモンドについた傷や、割れたり欠けたりするトラブルは、一度起こると完全に元の状態に復元することはできません。どんなプロに依頼しても、ついている傷の消し方を知っている人や、割れたり欠けたりしたダイヤモンドを復元できる方法を知っている人はいないでしょう。

修理に出す場合には、元の状態に戻すというよりは、汚れを除去して輝きを取り戻すことで傷を目立たなくするとか、割れたり欠けたりした部分を指輪の爪で隠すようなアレンジをするなどの工夫をした修理やメンテナンスとなります。そのため、トラブルが起こってから対処するのではなく、起こらないように予防することがとても大切です。

ダイヤモンドの傷を予防するためには、強い衝撃を受ける可能性がある時には指輪を外すという対応方法が理想的です。汚れを防ぐという点では、家事や入浴など油が付着しそうなシーンでは指輪を外すのがおすすめですが、傷という点においては衝撃を回避することが必要です。例えば、アウトドアやスポーツを楽しむ際には、どこでどんな衝撃を受けるか分かりません。そのため、大切なダイヤモンドリングは外しておくのが良いでしょう。

まとめ

ダイヤモンドはモース硬度が高く、傷がつきにくいという性質があります。しかし、一定方向からの力に対しては意外ともろく、落としたりぶつけたりすると、割れたり欠けたりすることがあります。また、購入した時から傷があり、後から気づくということもあります。普段から衝撃を回避する予防策は必要ですが、もしも傷ついたり割れや欠けが起こってしまった場合には、ダメージを上手く隠し、目立たなくする方法で修理ができます。

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