• 2021.06.09

ダイヤモンドが硬いのはなぜ?どれくらい硬い?硬さの単位は?

ダイヤモンドが硬いのはなぜ?

宝石の中で最も硬い石として知られているダイヤモンドは、モース硬度による評価では、最高レベルの硬度10に分類されます。エメラルドやサファイヤなどはダイヤモンドに続いて硬度が高い石と言われていますが、これらの石とダイヤモンドを比べた場合、硬度には歴然たる違いがあります。なぜダイヤモンドがこれほどまでに硬いのか、その理由をご存知でしょうか?

ダイヤモンドは、宝石の中で唯一、炭素という一つの元素だけで作られている鉱物です。ダイヤモンドを作っている組織の99.95%以上は炭素で、これらの炭素元素が規則正しく並ぶことによって、最高の硬度を持つダイヤモンドを作り出しています。同じ元素が規則正しく並んでいると、元素の間には隙間ができず、外部からの圧力に対してとても頑丈で丈夫なものとなります。それが、ダイヤモンドが硬い理由なのです。

炭素という元素のみで作られているものには、鉛筆の芯もあります。鉛筆の芯は、ダイヤモンドとは見た目も硬度も大きく変わります。その理由は、同じ炭素でもどのようにして作られたのかというプロセスにあります。

ダイヤモンドの元素である炭素は、地球のプレートによって数万気圧という強大な圧力を何万年という長い期間受け続けています。その結果、炭素が強力に圧縮されて元素同士が隙間を作ることなく、ギュッと規則正しく並んだダイヤモンドが作られているのです。また、ダイヤモンドが作られる過程においては、マグマによる高温の影響も受けています。ダイヤモンドの生成では、高温と高圧という2つの条件が必要となり、自然の環境の中でこの2つの条件を満たした場所に炭素がさらされると、ダイヤモンドが誕生します。自然ならではの環境によって作り出されるダイヤモンドが、人工的に作り出される鉛筆の芯とは比べ物にならない硬度を持つのは、生成過程が大きく異なるからなのです。

ダイヤモンドの弱点についても理解しておこう!

硬いダイヤモンドですが、硬いということは、必ずしも強いというわけではありません。ダイヤモンドは、一定方向からの圧力に対しては、とても強靭な硬さと強さを発揮します。しかし、特定方向からの圧力に対しては、それほど強くはありません。そのため、場合によっては割れてしまうことがあります。傷に対しては強くても、力をかける方向によっては意外とあっさり割れてしまう可能性があるという点は、ダイヤモンドの弱点と言えます。

硬さはどれぐらい?モース硬度表でチェック!

ダイヤモンドの硬度は、モース硬度表によって評価されることが多いです。モース硬度では、石同士をこすり合わせて傷をつけ、どちらの石に傷がついたかで評価します。例えば、ダイヤモンドとルビーを評価する場合には、ダイヤモンドとルビーをこすり合わせてどちらの石に傷がつくかを比べるのです。この場合、ルビーには傷はついてもダイヤモンドには傷はつきません。そのため、モース硬度表の評価基準では、ダイヤモンドの方がルビーよりも硬度は高いと評価されます。

モース硬度表では、石の硬度がどれくらいかを、柔らかいものから硬いものまで1から10の単位で評価しています。評価は1単位ではなく0.5単位で、ガーネットやトルマリンは硬度7.5と言った評価がされています。ダイヤモンドは、このモース硬度表の中では最高の硬度となる10と評価されている唯一の鉱石です。

靭性は割れや欠けに不可欠な単位!

「硬度」の定義には、いくつかの種類があります。モース硬度表による評価では傷のつきにくさを硬度と定義していますが、他にも割れやすさや欠けやすさを評価する基準もあります。ダイヤモンドの場合、傷のつきにくさでは他の石よりも高い評価がされていますが、割れやすさや欠けにくいさという点では、必ずしも他の石より高評価というわけではありません。つまり、ダイヤモンドは、傷がつきにくい石であるけれど、力を受ける方向によっては、割れたり欠けたりすることがある石だと考えることができます。硬度が高いから乱暴に取り扱っても大丈夫、というわけではないのです。

割れてしまったダイヤモンドの価値について!

ダイヤモンドは、割れてしまってもダイヤモンドという石であることには変わりはありません。しかし、宝石としての価値という点では、残念ながら割れたり欠けたりすることで、大きく下がってしまいます。購入した時に鑑定書がついてきたダイヤモンドでも、割れてしまうとダイヤモンドの価値が暴落し、購入時と同じ価値評価をしてもらうことは難しくなってしまいます。もしも、ダイヤモンドを資産だと考えていて、将来的に現金化するかもしれない可能性がある人は、取り扱いにはくれぐれも注意して、割れたり欠けたりしない安全な場所で保管することをおすすめします。

まとめ

ダイヤモンドは、他の宝石と比較すると傷がつきにくい硬度という点では、最高レベルの硬度10を持っています。しかし、一定方向からの力に対しては意外と弱く、割れたり欠けてしまうというリスクがあります。ダイヤモンドが割れてしまうと、購入時と同じ資産価値ではなくなってしまいます。硬度が高いから大丈夫だと思い、乱暴な取り扱いをするのは控えたいものです。

SNSでシェア

SNSをフォロー

ONLINE SALON
資産としてのダイヤモンドを
本気で考える

オンラインサロンへのご登録希望の方は、メールアドレスをご入力ください