• 2021.06.09

アンティークダイヤに欠かせないオールドマインカットとは?





オールドマインカットの歴史とは?

オールドマインカットとは、現在では最高峰のカット方法として人気のラウンドブリリアントカットの起源となったカット方法です。現在でも、アンティークな雰囲気を持つダイヤモンドは、オールドマインカットを採用しているものが少なくありません。ただし、ダイヤモンドのカット方法としては、とても希少価値が高く、レアなカット方法としても知られています。

オールドマインカットの始まりは、17世紀にまで遡ります。当時のイタリアのヴェネツィアでは、タイヤモンドをはじめとする宝石の輝きを引き立たせるためのカット方法が研究されていました。宝石職人が、ダイヤモンドの形は正方形に近いものに残しながらも、輝きをアップさせるカット方法が研究され、やがて58面を持つダイヤモンドカットが誕生しました。それが、オールドマインカットです。

オールドマインカットのイメージは、四角いカットながらも厚みを感じることができるクッションカットに近いカット方法です。しかし歴史の中でかたくなに同じ形を固辞してきたわけではありません。進化する過程においては、見た目の形が四角形ではなく丸みを持ったオールドヨーロピアンカットなども誕生しています。ちなみにこのオールドヨーロピアンカットは、現在のラウンドブリリアンカットととても良く似た形をしていますが、テーブル面はオールドマインカットのように小さめで、全体的にモザイク感を感じさせるカット方法となっています。

オールドマインカットの特徴について!

オールドマインカットは、ダイヤモンドの厚みを生かしたカット方法です。そのため、使用する原石は、ある程度厚みを持っている石が必要です。そのため、全般的に高価で美しいダイヤモンドジュエリーにセッティングされていることが多いという特徴があります。

またこのカット方法は、長い時代の中ではごくわずかな時代にだけ製造されていたという点もまた、特徴です。アンティークな宝石の中からオールドマインカットを見つけるなら、1880年代の後半から1930年にかけてフランスで製造されたダイヤモンドジュエリーを探すと、比較的オールドマインカットがよく登場します。

オールドマインカットの大きな特徴は、テーブル面が小さめという点です。見た目は丸みを帯びた四角形が多いのですが、プリンセスカットのようなモザイク感はありません。また、キューレットが他のカット方法と比べて長めだったり、ガードルから上部のクラウン部分に厚みがあるという点も魅力です。

また、このカット方法は、テーブル面からみると中心部分がぽっかり穴が開いたように見えます。これは、ダイヤモンドの底面にあるキューレット面をカットしているからです。このキューレット面のカットについては、オールドヨーロピアンカットも共通しています。

オールドヨーロピアンカットとの違いも押さえておこう!

オールドヨーロピアンカットは、オールドマインカットが少し進化したカット方法です。カット方法については、テーブル面が小さいなとの共通点はありますが、オールドマインカットとオールドヨーロピアンカットでは、大きく異なる違いがあります。それは、左右対称性があるかどうかという点です。オールドマインカットは、ある程度の対称性はありますが、完全に左右対称というわけではありません。それに比べてオールドヨーロピアンカットは、左右が完全に左右対称となっています。ちなみに、オールドマインカットがさらに進化して完成されたラウンドブリリアントカットについても、左右対称です。この点は、オールドマインカットが他のカット方法と大きく異なっています。





オールドマインカットのジュエリーはどこで買える?

レア感が高いオールドマインカットのダイヤモンドは、ラウンドブリリアントカットやプリンセスカットなどと比べると、購入できる機会が非常に少ないという特徴があります。オールドマインカットのジュエリーを探すなら、アンティークジュエリーを中心に探さなければいけないと考える人も多いでしょう。

確かに、オールドマインカットは希少価値が高いダイヤモンドのカット方法です。しかし2020年には、ジュエリーブランドが新作ダイヤモンドリングのコレクションとして、なんとオールドマインカットのダイヤモンドリングの発売を開始しました。ただし残念ながら、数量限定で期間も限定だったために、あっという間に売り切れて入手困難なアイテムとなってしまった模様です。そのため多くのオールドマインカットファンたちからは、今後このようなオールドマインカットのダイヤモンドがどこかのブランドから再び発売されることが期待されています。

まとめ

オールドマインカットは、ダイヤモンドのカット方法の中では限定された時代にだけ製造されていたアンティーク感の強いカット方法です。厚みがあってふっくらとしている点が魅力的で、指輪などのジュエリーのカット方法として愛されています。

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